FAQ
赤アルマイトを青アルマイトに変更することは可能です。
ただし、塗装のように上から塗り重ねることはできません。
色を変更するには、元の赤色のアルマイト皮膜を完全に剥離
してから、改めてアルマイト処理(再アルマイト処理)を
行う必要があります。
●色変更のプロセス
1.剥離処理
既存の赤アルマイト皮膜を、アルカリ性の剥離剤を使って
溶かし、アルミニウム素地を露出させます。
この工程は、物理的な研磨ではなく化学的に行うため、元の
色(赤色)は完全に除去されます。
2.再アルマイト処理
皮膜を剥離したアルミニウム製品に、改めてアルマイト処理を
施します。この段階では、製品は無着色の状態になります。
3.染色
新しく生成されたアルマイト皮膜の微細な孔に、青色の染料を
吸着させます。
染料の濃度や染色時間を調整することで、希望の青色に仕上げます。
4.封孔処理
青色の染料を定着させるために、皮膜の孔を塞ぐ封孔処理を行います。