FAQ
艶消し黒アルマイト処理による仕上がり寸法の変化は、
膜厚の約半分が元の素材から外側に成長し、残りの
半分は素材内部に浸透することで生じます。
具体的な寸法変化は、ご希望の膜厚によって異なります。
一般的な艶消し黒アルマイトの膜厚は10〜20μm程度が
目安です。
例えば、膜厚10μmでアルマイト処理をした場合、片面で
約5μm、両面では約10μmの寸法増加となります。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。
・膜厚のバラつき:
アルマイト処理は化学処理のため、完全に均一な膜厚に
することは難しく、わずかなバラつきが生じることが
あります。
・素材や形状による影響:
アルミニウム合金の種類や製品の形状(特に複雑な形状
や端部など)によって、膜厚や寸法変化に差が出ることが
あります。
・前処理による影響:
アルマイト処理の前に行うエッチング(素材表面を溶かす
工程)によって、わずかに寸法が減少する場合もあります。