めっきQ&A

FAQ

アルマイト処理は素材内部にも皮膜がつくのか?

アルマイト処理は、素材の表面に単に皮膜を被せるのでは
なく、素材内部にも皮膜を形成します。

アルマイト処理は、アルミニウムを電気分解することで、
素材表面が酸化し、酸化アルミニウムの皮膜が生成される
仕組みです。このとき、皮膜は以下のように形成されます。

・成長皮膜:
元の素材表面から外側に向かって成長する部分。

・浸透皮膜:
元の素材表面から内側に向かって浸透する部分。

一般的に、生成される皮膜の厚みの約半分が外側に成長し
、残りの半分が内部に浸透すると言われています。

このため、アルマイト処理後の寸法は、外側に成長した皮膜
の分だけ増加します。
例えば、10μmの膜厚でアルマイト処理をした場合、外側には
約5μm分厚みが増すことになります。

この浸透による皮膜形成が、メッキのように剥がれにくく、
強固な皮膜となる理由の一つです。

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