メッキQ&A
アルマイト加工(処理)が施されているかどうかを簡単に
判断する方法は、以下の2つです。
1.電気抵抗を測定する:
アルマイト皮膜は電気絶縁性を有するため、電気抵抗を測る検電器
(テスター)を使って、アルマイト加工(処理)が施されているか
どうかを見分けることができます。
アルマイト加工(処理)が施されている場合は、導通しない(絶縁)
状態を示します。
2.油性マジックとシンナーで確認する:
アルマイト加工(処理)の封孔処理が適切に行われているかどうかを
確認するには、油性マジックで線や文字を書き、シンナーで拭き取って
みます。
封孔処理がきちんとされている場合は、マジックのインクが除去できますが、
封孔処理が不十分な場合は、マジックのインクが残ってしまいます。
ただし、この方法はアルマイトの種類や封孔処理の程度によって結果が
異なる場合があるため、あくまで参考になります。
油性マジックとシンナーを用いた方法は、あくまでアルマイト加工(処理)
の封孔処理の簡易確認であり、アルマイト加工(処理)の有無を判断する
ものではありません。
アルマイト加工(処理)の種類や封孔処理の程度によって、油性マジックと
シンナーを用いた方法の結果が異なる場合があるため、注意が必要です。