FAQ
アルマイト皮膜は、アルカリ性の環境では非常に弱いため、
使用することは避けるべきです。
アルマイト皮膜の主成分は酸化アルミニウムであり、これは
酸にもアルカリにも溶解する両性酸化物です。
特にアルカリ性の溶液に触れると、皮膜が急速に化学反応を
起こして溶解します。
●アルカリ性環境で起こる問題
・皮膜の溶解と劣化:
pH8〜9以上のアルカリ性溶液にさらされると、アルマイト皮膜は
溶けて剥がれてしまいます。
これにより、下地のアルミニウムが露出してしまい、本来の耐食性
や耐摩耗性が失われます。
・変色やシミの発生:
完全に溶解しなくても、アルカリ性の洗浄剤などが付着した部分が
白っぽく変色したり、シミになってしまったりします。
一度変色や溶解が起こると、元に戻すことは困難です。