FAQ
アルマイト皮膜からクロムが検出された場合、主に以下の
原因が考えられます。
アルマイト皮膜自体は酸化アルミニウムであり、クロムは
含まれませんが、 クロム酸塩を用いた封孔処理を行った
場合には検出する場合があります。
通常のアルマイト処理では、沸騰水などで封孔処理を行いますが、
特に高い耐食性が求められる用途(航空機部品、軍事用途など)
では、クロム酸塩や重クロム酸カリウムなどを用いた封孔処理が
施されることがあります。
この処理を行うと、皮膜の微細な孔にクロム成分が入り込み、
強固な耐食性皮膜が形成されます。