めっきQ&A

FAQ

硬質アルマイト皮膜は通電するのか?

硬質アルマイト皮膜は通電しません。

硬質アルマイトも、一般的なアルマイト処理と同様に、
アルミニウムの表面に電気を通さない酸化アルミニウム
(アルミナ)の皮膜を形成する処理です。
この皮膜は、セラミックスの一種であり、優れた電気
絶縁体です。

●硬質アルマイトの通電性に関するポイント

1.絶縁体としての性質
硬質アルマイト皮膜は、非常に硬く、緻密な構造を持って
います。
この皮膜が完全に形成されている部分は、電気を流しません。
この絶縁性は、電子部品の絶縁体として利用されることがあ
ります。

2.治具跡(接点跡)
硬質アルマイト処理も、電流を流すために治具で製品を固定
します。
この治具と接触していた部分には、皮膜が形成されません。
したがって、この治具跡の部分にテスターを当てると、通電
します。

3.特殊な処理
導電性を持たせるための特殊な処理が施された導電性アルマイト
も存在しますが、これは通常の硬質アルマイトとは全く異なる
ものです。

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