めっきQ&A

FAQ

スズメッキの「ヨリ」が半田付けに及ぼす悪影響とは?

スズメッキにおける「ヨリ」が、「半田の弾き(不濡れ)」
つまり溶けた半田が馴染まずに水滴のように寄ってしまう
現象を指している場合、以下の悪影響があります。

1. 接合強度の著しい低下
半田がパッドやリード全体に広がらず、玉状に「寄って」
しまうため、金属的な結合面積が極端に少なくなります。
結果、振動や衝撃で部品が簡単に脱落したり、クラック
(亀裂)が入りやすくなります。

2. 通電不良(接触抵抗の増大)
見た目は半田が乗っているように見えても、界面(接合部)
では金属結合が形成されていません。
結果、電気が流れにくくなったり、最悪の場合は導通がない
「トンネル半田(イモ半田)」状態になります。

3. ボイド(気泡)の巻き込み
半田が素直に濡れ広がらないため、内部に空気やガスを抱き
込みやすくなります。
結果、接合部の信頼性がさらに低下します。

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