FAQ
SUS材にレイデント処理を施しても、磁性を持たせることは
できません。
レイデント処理は、ステンレスの表面に電解処理によって
酸化被膜を形成する、いわゆる「黒染」の一種です。
この処理は、主に耐食性の向上、光の反射防止、装飾などを
目的として行われます。
レイデント処理によって生成される被膜は、ステンレスの磁性を
変化させるような性質のものではないため、非磁性のSUS材は処理後
も非磁性のままです。
一方、元々磁性を持つSUS材(例:SUS420J2)であれば、レイデント
処理を施しても磁性は維持されます。
したがって、レイデント処理は磁性の有無に影響を与えるものでは
ない、とご理解ください。