メッキ専門用語

5007 クロメート皮膜

クロメート皮膜とは、クロメート処理によって得られる膜のことです。

通常、亜鉛めっきは鉄に対して比較的安価に防錆能力を付与できますが、
亜鉛のみでは大気中の湿気や汚れから白錆が発生します。
そのため、亜鉛めっき後に「クロメート処理」を施す必要があります。

クロメート処理により、亜鉛皮膜とクロメート皮膜の2つの膜で、素材で
ある鉄を腐食から守ります。
また、クロメート皮膜は自己修復作用を持ち、物理的なスクラッチ傷などで
破壊された場合、皮膜中のクロムが溶け出して再び皮膜を修復します。

クロメート処理は電気亜鉛めっきに必要な理由として、電気亜鉛めっきの
膜厚が薄いため、防錆能力が溶融亜鉛めっきに比べて低いことが挙げられます。
クロメート処理は、白錆や腐食から守る防錆能力を強化し、電気亜鉛めっきの
膜厚の「薄さ」を補填してめっきを強化する役割を果たします。

chromate conversion coatings

引用元:JIS 金属表面処理 2023

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