メッキ専門用語
気相めっき、ドライプロセスとは、気相状態を用いて材料表面を
めっきする方法でドライプロセスともいいます。
参考:PVD(物理蒸着法)とCVD(化学蒸着法)とがある。
気相めっき法は、以下のような特徴を持っています:
・広範なめっき材料:
約38種類の金属や非金属の元素、合金、炭化物、窒化物、酸化物
などのめっきが可能です。
通常のめっき法では困難な素材(例: チタン、シリコン、タングステン、
モリブデン、タンタル、ニオブ、ボロン、シリコン、カーボンなど)も
含まれます。
・高い析出速度:
気相めっきは、高い析出効率を提供します。
キャリヤーガスを用いて気化させるため、素材表面に均一な皮膜を
形成します。
・多様な皮膜の生成:
キャリヤーガスの種類や第三物質の添加によって、無数の超硬、超高融点、
機能性の皮膜を得ることができます。
vapor plating,dry process
引用元:JIS 金属表面処理 2023