メッキ専門用語

4018 装飾用クロムめっき

装飾用クロムめっきとは、製品の美観のために仕上げ
めっきとして行われるクロムめっきのことです。

装飾クロムめっきは、ニッケルクロムめっきとも呼ばれ、
まず中間に比較的厚めの銅・ニッケルめっきを施した後、
表層に薄いクロムめっきを施します。

装飾クロムめっきは主に美観を持たせたい製品に対して
用いられます。
光沢のある色調で意匠性があるので、外観をきれいに整える
ために使われることが多いですが、ニッケルめっきの保護膜
として使われたり、製品に更に硬度をもたせたりする目的で
使われることもあります。その他のケースでは、高い耐食性を
得るために用いることもあります。

クロムめっきで用いられる金属クロムは、大気中で酸素と結合し、
表面に透明で極めて薄い不動態膜を形成します。
めっき表面が空気に触れることで酸化被膜が形成されるので、
耐食性が強くなるというわけです。

これにより、銅・ニッケルめっきがもつ美しい光沢・耐食性に、
さらに優れた耐食性・安定性が加わることで美しい外観を保持
することができます。

製品の美観性に優れているという特性から、水道蛇口などの
設備部品や、自動車の外観部品などに使用されます。

decorative chromium plating

引用元:JIS 金属表面処理 2023

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