酸活性

酸活性とは、金属の表面にある酸化被膜を除去する処理の
ことです。
酸活性は、めっきの前処理として行われ、めっき皮膜と
金属基材の密着性を向上させるために重要です。

酸活性には、主に以下の2つの方法があります。

化学的方法：硫酸や塩酸などの酸を用いて、酸化被膜を溶解する
　　　　　　方法です。
電気的方法：電解作用を利用して、酸化被膜を溶解する方法です。

化学的方法は、比較的簡便で手軽に行うことができますが、酸に
よる腐食のリスクがあります。
電気的方法は、酸による腐食のリスクを低減することができますが、
設備や技術が必要となります。

酸活性の具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

硫酸浴：硫酸と水を混合した浴に、被処理物を浸して酸活性を行う
方法です。
塩酸浴：塩酸と水を混合した浴に、被処理物を浸して酸活性を行う
方法です。
酸電解：被処理物を電解槽に浸し、電流を流して酸活性を行う方法
です。

酸活性は、金属の種類や被処理物の形状によって、適切な方法や
条件を選択する必要があります。

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