めっきQ&A
硬質クロムめっきと無電解ニッケルめっきの膜厚や、摺動の条件が
分かりませんが、高圧力が加わっている状態で摺動するのでしたら、
硬質クロムめっきより硬度の低い無電解ニッケルめっきが摩耗して
損失し、滑り性が低下する可能性はあるかと思われます。
また、硬質クロムめっきと無電解ニッケルめっきの膜厚差が大きい
ようでしたら、摺動を繰り返すうちに、どちらかがすり減ってしまう
可能性はあります。
硬質クロムめっき・・・Hv800〜1000
無電解ニッケルめっき・・・Hv450〜550
※1(熱処理後 Hv800〜1000 ※2)
※1 無電解ニッケルめっき液の種類によって異なります
※2 無電解ニッケルめっき液の種類及び、熱処理条件によって
異なります