めっきQ&A


シアン化亜鉛浴で鋳物へめっきすると皮膜が析出していないのは?

亜鉛はイオン化傾向が大きく、酸化還元電位も-0.76Vです。
酸化還元電位は水素電極により測定しており、水素が0Vで還元されます。
これでは、水素より卑な電位を示すニッケル、亜鉛が水溶液中では析出
しないことになりますが、それぞれの金属に水素過電圧(水素の発生を
遅らせてくれる)があり、水溶液中ではニッケルめっきや亜鉛めっき
が得られます。

亜鉛は-0.76Vとかなり卑な電位ですが、亜鉛の水素過電圧は、
0.7Vと大きく、pH3の酸性浴の平衡電位を計算すると-0.177Vとなり、
実際の水素発生は-0.87Vになるので、塩化亜鉛浴でめっきすると、
鋳物にも析出します。

シアン化亜鉛浴やジンケート浴の析出電位は、-0.76Vの亜鉛の
析出電位に近く、素材の水素過電圧の差によっても影響を受けます。
(鋳物は鉄に比べ水素過電圧が小さい)

よって、鋳物へめっき処理を期待するのであれば、めっき浴が
塩化亜鉛浴を保有している企業様にて処理することになりますが
対応している業者が少ないことから、ニッケルめっき等に変更
されることをおすすめします。

なお、アルミニウムの場合、かなり卑は電位を示すので水素ばかり発生して
水溶液からアルミニウムめっきが得られません。

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