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亜鉛めっき加工処理に関するお問合せ

鉄系焼結金属への亜鉛めっき加工処理にて白い粉状の腐食。

鉄系焼結金属部品に亜鉛めっき加工処理をしたところ、
数ヶ月で白い粉状の腐食が発生しました。

どのようにしたら防止出来ますか?

また、これは何が原因で発生しているのでしょうか?
お解りでしたらお教え頂ければ幸いです。

以上、宜しくお願い申し上げます。

下記にて文献からの抜粋した内容を記載します。


焼結合金は金属粉末を所定の形状に圧縮成形し、金属
粉の融点以下の温度に加熱し焼き固めて作られた金属
製品をいう。

従って、製品に沢山の穴が空いているために、めっき
加工する場合に穴に処理液にしみ込み、めっき後に
しみ出してきてシミや変色、膨れ、腐食などを発生し
やすく、めっき加工がやり難い素材の一つである。

また、素材の表面粗さが粗いために、めっき金属の析出
が粗雑になるとともに、ピンホールなどの欠陥が生じ
やすい。

鉄系焼結金属部品の亜鉛めっきの白い粉状の腐食の発生
は、焼結合金の穴と表面の粗さが誘発した腐食と考え
られる。

従って、対策としては、素材側からのめっき性の改善と
めっき工程側からの工夫の両面が行われている。

具体的な手法を以下に記載する。

(1)焼結合金の穴を塞ぐ方法
①含浸処理を行って穴を塞ぐ方法。
 含浸液としては、無機系ではけい酸ナトリウム(水
 ガラス)系、樹脂系では不飽和ポリエステル樹脂系
 やアクリルエステル樹脂(嫌気性樹脂)系、金属粉
 系などが用いられ、単なる浸漬や真空ー加圧して含浸
 する方法がある。別個の処理になり工程数が増えて、
 価格が高い欠点がある。

②ショットピーニング、バフ研磨、研削などにより機械
 的な目潰しによって穴を塞ぐ方法。

③圧粉、焼結技術の改善など。
 含浸処理や機械的な目潰しによって穴を塞ぐ方法は、
 めっき工程での工夫に比べ表面の粗さが調整されるため
 めっき皮膜の緻密性が増し、皮膜欠陥が少なくなると
 考えれる。

(2)めっき工程での工夫
①めっき処理前の一番最初に湯に浸漬し、多孔質の穴に
あらかじめ影響の少ない水を満たしておき、次工程以降
での処理液と穴の中の水を交換させぬようにしておく方法
が効果がある。
この手法は、焼結金属以外の鋳物品など表面欠陥の多い
素材の処理方法としても効果がある。

②めっき工程間及びめっき後の洗浄に、温水洗いと通常の
水洗との繰り返しや、超音波洗浄を併用するなど効果が
ある。

③亜鉛めっきは酸性の亜鉛めっきを使用し、酸性浴に適し
たクロメート処理を行う。

なお耐食性の確認は中性塩水噴霧試験で行うのがよい。


参考文献 表面処理対策Q&A1000 
     産業技術サービスセンター

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