めっきQ&A

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亜鉛めっき加工処理に関するお問合せ

屋外で使用する場合の溶融亜鉛めっきと電気亜鉛めっきについて。

屋外で使用する鉄鋼部品に防錆めっきをしたいのですが、
溶融亜鉛めっきと電気亜鉛めっきとで耐食性に違いが
ありますか?

今までは、溶融亜鉛めっき加工処理を使用していたのですが
コストダウンが出来ないかと思い電気亜鉛めっき加工処理
を検討しております。

以上、宜しくお願い申し上げます。

下記にて文献からの抜粋した内容を記載します。


めっきには各種の方法があり、それぞれの目的や特性、
コストなどを考慮し選択されている。

電気めっき法のメカニズムをミクロ的な見方をすると、
水溶液中の金属イオンを電気エネルギーによって一つ
一つ金属を変えて、物の表面にめっき金属を超高速で積み
重ねていく原子レベルでの成膜加工技術であるといえる。

従って、厚膜化が不利で、比較的薄い亜鉛めっき厚さと
亜鉛めっきの腐食を防ぐクロメート皮膜との組み合わせで
耐食性を発揮する。

更に、耐食性の向上を図るため、各種のクロメート皮膜や
高耐食性亜鉛合金めっきの開発など行われ自動車部品を
中心に採用されている。

一方、溶融めっき法は、被めっき物を溶融金属中に浸漬し
て、被めっき物表面に溶融金属を付着させ、冷却して金属
を被覆する方法であり、厚膜化が可能である。

厚さは、一般に亜鉛鉄板で8〜20μm、構造物で75〜125μm
である。

防錆めっきである、亜鉛めっきの防錆機構は、犠牲防食
作用(亜鉛が腐食することによって鉄の錆の発生を防ぐ)
であるため、長期間に渡って防錆力を保つにはめっき厚さ
が厚ければ厚い法が良いことになり、手法上からめっき
厚さを十分に確保出来る溶融めっき法が有利となる。

従って、溶融亜鉛めっきは、主に、重量物や屋外の構造物
(橋、鉄塔、外壁、建築部材など)などに亜鉛めっき
単独又は塗装との組み合わせによる重防食を行う必要が
あるものに適用される。

逆に数十μm以下の場合には、クロメート皮膜の防錆力が
付加された電気亜鉛めっきの方が有利である。

このように、めっき法の基本的な手法や原理からくる適用
や限界、皮膜の性膣等に違いが生じることから、単純に
防錆力の比較は出来ない。防錆めっきの利用目的によって
溶融亜鉛めっきと電気亜鉛めっきとの使い分け方をするこ
とが肝心である。

JIS H 8614 溶融亜鉛めっきの解説の項に、亜鉛めっきの
付着量と推定対数年数との関係が暴露環境別に提示されて
いる。


参考文献 表面処理対策Q&A1000 
     産業技術サービスセンター


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