めっきQ&A

FAQ

硬質アルマイト処理がロット毎に色が異なる原因は?

硬質アルマイト処理において、ロットごとに色が異なる
原因は、主に以下の3つの要因が考えられます。

1.素材の成分のバラツキ
アルミニウム合金は、同じ品番であっても、製造ロットや
メーカーによって微量な成分の配合に差が出ることがあり
ます。
特に、ケイ素や銅などの不純物が硬質アルマイト皮膜の自然
発色に影響を与えるため、このわずかな差が色調の違いとし
て現れます。

2.アルマイト液の管理状態
処理液の濃度や温度、電解時間といった処理条件のわずかな
変動が、皮膜の成長速度や緻密さに影響を与え、ロット間の
色調差を引き起こします。

3.膜厚のバラツキ
硬質アルマイトの色は膜厚によっても変化します。
膜厚が厚いほど、皮膜の自然発色が強く現れ、濃い色や白っぽい
色になります。
処理条件がわずかに異なると膜厚にばらつきが生じ、それが色差
の原因となります。

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