めっきQ&A

FAQ

硬質アルマイト処理後、指定の面粗さにいれることは可能か?

硬質アルマイト処理後に指定の面粗さにすることは
可能ですが、非常に難しいです。

硬質アルマイト処理は、素材の表面に皮膜を成長させる
プロセスであり、処理によって元の面粗さが悪化する
傾向があります。
このため、要求される面粗さを満たすためには、いくつか
の工夫と注意が必要です。

●指定の面粗さに入れるための対策

硬質アルマイト処理後に指定の面粗さを確保するためには、
以下の方法が考えられます。

1.アルマイト前の加工
事前に要求面粗さより良い状態で加工することが最も重要
です。
硬質アルマイトによって面粗さが悪化することを考慮して、
予めより滑らかに仕上げておく必要があります。

2.アルマイト後の研磨
硬質アルマイト処理後に研磨(バフ研磨、ラッピングなど)
を施すことで、表面の凹凸を取り除き、面粗さを改善すること
が可能です。

ただし、硬質アルマイト皮膜は非常に硬いため、専用の設備と
技術が必要です。
また、研磨によって皮膜が薄くなるため、その分を考慮して、
アルマイト処理の膜厚を厚めに設定しておく必要があります。

硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードで検索
複数キーワードをスペースを入れて検索してください。
(例)「硬質クロム 固い」「テフロン 400℃」 など

一覧に戻る