めっきQ&A
硬質クロムめっき処理に関するお問合せ
無電解ニッケルめっき処理は、処理時間を掛ける事
でめっき厚を厚くする事が可能だと思いますが、強度的に
硬質クロムめっき処理と同等の硬度が得られるので
しょうか?
また、皮膜の厚さは関係しないものなのでしょうか?
以上、ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
無電解ニッケルめっき処理の膜厚は、20μm程度とし、
めっき後、熱処理(300℃:1~2時間)を行なうことに
より硬質クロムめっき処理と同等の硬度を得ることが可能です。
無電解ニッケルめっき処理にて、膜厚を100μm処理する
ことは可能ですが、ピンホールが多数発生してしまいます。
膜厚を増やしたいのであれば硬質クロムめっき処理がお奨めです。
強度的には、一般的な鉄材であれば同等になります。
膜厚を厚くすればいいというものではなく、皮膜特性
を活かしながらめっき処理を選択されるのが宜しい
かと思います。
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