メッキ専門用語

436 色止め

色止めとは、金属塩水溶液に浸せきして染料の固着を行う処理です。
一般に約60℃以上で処理します。

アルマイトの色止めとは、アルマイト処理されたアルミ製品の表面に
形成された酸化皮膜の微細な孔を封孔することで、
以下の2つの目的を達成する処理のことを指します。

1. 染色の色落ちを防ぐ
アルマイト処理されたアルミ製品は、そのままでは染料が染み込みやすく、
色落ちしやすいという欠点があります。
色止め処理を行うことで、酸化皮膜の孔を封鎖し、染料が染み込むのを防ぎ、
色落ちを防ぐことができます。

2. 耐食性を向上させる
アルマイト処理されたアルミ製品は、表面に酸化皮膜が形成されているため、
腐食に強くなります。
しかし、酸化皮膜の孔は腐食の原因となるため、色止め処理を行うことで、
孔を封鎖し、耐食性をさらに向上させることができます。

dye-fixing treatment

引用元:JIS 金属表面処理 2023

アルマイト加工(処理)のページはこちらから
硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードを絞り込む
 

一覧に戻る

メッキのことならどんなことでもご相談ください

最短で24時間以内にお見積りいたします

PAGETOP

PAGETOP