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アルマイト処理/硬質アルマイト処理
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アルマイト処理/硬質アルマイト処理についてのよくあるご質問

アルマイト処理/硬質アルマイト処理とは?
陽極酸化処理により、アルミニウムの表面に活性な酸素が発生し、これとアルミニウムが反応して「酸化アルミニウム」となり、次第に成長していくアルミニウム専用の処理です。

(1)他の呼び方
  1. アルマイト:
    • 白アルマイト、陽極酸化、アノダイズ、アノード酸化、アルミ電解酸化、AA
      JIS H 8601

      対応英語:
      anodic oxide coating,anodizing , almite

  2. 着色アルマイト:
    • 着色Al、着色陽極酸化、カラーアルマイト、カラーAl、陽極酸化塗装複合皮膜
      JIS H 8602

      対応英語:
      coloured anodic oxidized alumina coating , coloured almite

  3. 硬質アルマイト:
    • ハードアルマイト、硬質Al、Hal、硬質陽極酸化、ハードアノダイズ
      JIS H 8603

      対応英語:
      hard alminium oxide coating , hard anodizing

  4. テフロン硬質アルマイト:
    • テフロンアルマイト、テフロン硬質Al、テフロンHal、テフロンハードアルマイト
      テフロン系の処理にて、アルミ以外の金属に滑り、耐磨耗性、離径性、またはアルミ材であっても寸法精度を維持したい場合は、テフロン無電解ニッケル処理またはP-in処理をお奨め致します。
【材料との関係】
A1000〜7000、アルミ合金などに処理が可能です。アルミ合金に関しましては一部処理できない材料がございますので、事前の打合せが必要です。

【アルマイト処理の基本的な特性】
弊社にて行うアルマイト処理は、硫酸法という一般的な手法です。
下記の表にて基本的な特性を掲載します。

白アルマイト処理
(1)白アルマイト処理
膜 厚 6〜10µ
アルミ素材の色
使用目的 防錆・寸法精度要求

着色アルマイト処理
(2)着色アルマイト処理
膜 厚 15〜30µ(黒色は最低30µ必要)
全色可能(一般的には黒)
使用目的 カラーリング

硬質アルマイト処理
(3)硬質アルマイト処理
膜 厚 10〜100µ
材質により変化
硬 度 Hv350〜450
使用目的 硬度を要求している場合

テフロン硬質アルマイト処理
(4)テフロン硬質アルマイト処理
膜 厚 10〜80µ
材質により変化
硬 度 Hv350〜450
使用目的 硬度と滑り性を要求している場合

タフカラー・30処理
(5)タフカラー・30処理特許 第3335941号
膜 厚 最低30µ
黒、赤、青、緑
(その他の色は打合せ)
硬 度 Hv350〜450
使用目的 硬度と滑り性を要求している場合

(6)アロジン処理
膜 厚 1µ以下
玉虫色〜虹色
使用目的 防錆、塗装下地、導電性

【膜厚特性】
通常のめっきの場合には、製品の上に異種金属の膜が重なりめっき層を形成しています。しかし、アルマイト処理は、めっき中にアルミ素地自体がめっき浴中に溶解し、酸化された2倍のアルマイト層が析出します。
よって付与しためっき厚の約1/2がアルミ素地に増加することを考慮して、機械加工を仕上る必要があります。
(1)白アルマイト・着色アルマイトの場合
(2)硬質アルマイト、テフロン、タフカラー・30の場合

【自然発色皮膜】
電解液(アルマイト液)の種類やアルミニウム合金の種類によって、陽極酸化処理時に皮膜自体が自然に発色する皮膜を「自然発色皮膜」と呼びます。

【透明性】
生成した皮膜(アルマイト)は他の方法で得られる皮膜と比較して、その透明度がよいので多くのアルミニウム合金に適しています。
また、化学研磨、電解研磨などの光輝仕上げ後の陽極酸化皮膜として最適ですが、マンガン、ケイ素などを多く含む合金では灰色から灰黒色となり、マグネシウムを多く含む合金では、淡黄色から黄金色になります。

【皮膜の熱伝導率】
皮膜の熱伝導率は66.98w/h/m/K(0.16cal/cm.sec.deg)程度であり、市販の純アルミニウム材の約1/3と低く、これを利用してピストン、シリンダなどの製品に遮熱用として100µm以上の硬質皮膜を処理することがあります。

【皮膜の熱膨張係数】
4.5×10‾6/deg

【耐食性】
酸化アルミニウムは両性金属酸化物で、強酸やアルカリと化学的に反応するが、中性付近では安定である。
従って陽極酸化皮膜は中性付近では良好な耐食性を示し、アルミニウムを腐食環境から保護する。
下記の表に種々の化学薬品や食料品、飲料などに対する代表的な陽極酸化皮膜の耐食性を示す。
対象 評価 対象 評価 対象 評価
ソース グリセリン
井戸水 バター 青酸
水道水 牛乳 窒素
海水 昇こう水 酸素
アセトアルデヒド フタノール酸
梅酸 アセトン ピクリン酸
酢酸 無水アンモニア ゴム
塩酸 アンモニア水 ステアリン酸
硝酸 酢酸アミル 肝油
硫酸 ミルアルコール 食用油類
水酸化ナトリウム ベンゼン 鉱油類
日本酒 ベンゾルアルコール 天然ガス
ビール 酪酸 血液
ウイスキー 二酸化炭素 石鹸
ぶどう酒 一酸化炭素 粉石鹸
醤油 ホルマリン ソープレスソープ
このように陽極酸化皮膜の耐食性は優れていますが、使用される環境によって、その防食効果は異なりますのでその環境における腐食因子を十分考慮に入れ皮膜の種類、皮膜厚さなどを適切に選ぶ必要があります。
使用して差し支えない 腐食を覚悟の上で使用する必要あり
試験して、その結果により使用の可否を判断する 相当に侵食される
皿のように洗って使用すれば可 使用に耐えず

【腐食の要因】
建材など大気中で使用される場合の腐食因子としては次のような項目があげられます。
  1. 気候(気温、湿度、降雨量など)
  2. 地域(工業地帯、海岸地帯、市街地、山岳地など)
  3. 大気の汚れ(工場、車軸などの排気ガス、粉塵)
  4. 施工上の要因(異種金属との接触、コンクリート・木材との接触)
【注意点】
建材など大気中で使用される場合の腐食因子としては次のような項目があげられます。
  1. 再めっき(めっき剥離後もう一度アルマイト処理する)が困難です。めっき後、追加工(機械加工)が必要な場合には、一度ご相談ください。
  2. アルミの材料及びめっき厚により仕上りに色が変化します。
    例:A5052とA2017では、色が異なります。10µと30µでは、色が違います。
  3. 黒アルマイト処理は、最低30µの膜厚が必要です。
  4. 溶接部などに隙間がございますと良好な「着色」が出来ない場合がございます。
【付加価値提案】

アルマイト(アルミの陽極酸化皮膜)皮膜に弊社の技術力でこのような付加価値を加える事ができます。

  • 面粗さを調整する事ができます。
  • 部分的にめっき処理を施す事ができます。
  • 皮膜を硬くする事ができます。
  • 摩擦性を低下させる事ができます。
  • 撥水性を向上させる事ができます。
  • 耐摩耗性を向上させる事ができます。
  • 硬質アルマイト皮膜に様々な色彩を持たせる事ができます。
  • 膜厚を測定する事ができます。

例:着色アルマイトで削れても簡単に色が取れないようにしたいなどの案件も、
⇒弊社のタフカラー30(特許技術)で解決した実績がございます。

※詳細につきましては、弊社までお問い合わせください。
また、上記以外の付加価値を加えたい場合でも、ご提案できる可能性がございますのでお問い合わせください。


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